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鶏の孵化のコツ

当ファームでは、以前は孵化用の卵を販売していましたが、現在は休止中です。

ですが当ファームがスーパーマーケットへ出した食用の卵を購入され、
孵化用として使われるお客様もいらっしゃるようです。


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もし、食用の卵を孵化に使う場合は、大変恐れ入りますが孵化率に関する保証は出来ず、
あくまで自己責任となりますので、よろしくお願い申し上げます。


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少しアドバイスを申し上げますと、
少なくとも「夏」と「冬」に、鶏の孵化を行う事は避けた方がよろしいかと思います。

なぜなら、気温が高すぎ、あるいは低すぎて、孵化率が極端に低くなりがちだからです。


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まず、暑い季節の有精卵は、輸送中のトラックの荷台などで気温が36℃位に高くなりますと、
胚が勝手に孵化活動を始めてしまいます。

しかし、夜間は気温がぐっと下がるため、一度活動を始めた胚は死んでしまいます。
そうなってしまった卵は、再び温めても、もうヒヨコにはなりません。


a0006.jpg

また、寒い季節は、群馬でも気温が-1~2℃位まで下がり、卵の「胚」が凍えて弱ってしまいます。
一度、弱ってしまった胚は、再び温めても、まずヒヨコには育ちません。

また、冬の夜間は室温がかなり下がりますので、家庭用の小型の孵卵器や自作の孵卵器ですと、
加温パワーが不足し、孵化に失敗する事が少なくありません。


a0007.jpg

以前も、当ファームで購入した孵化用の10個位を家庭用の小型の孵卵器に入れたものの、
一羽しか孵らなかったという方がいらっしゃいましたが、
詳しくお話を伺いましたところ、お使いになった家庭用の小型の孵卵器のパワーが弱く、
説明書に「室温20℃以上で使用すること」という条件が付いていたそうです。


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しかし、よく説明書を読まずに、冬に孵化に挑戦したため、夜間などは室温が0℃近くまで下がり、
加温パワーの弱い小型の孵卵器では、機器内の温度が孵化適温である39℃よりも、
著しく低くなってしまい、失敗したのだと思います。

三週間楽しみにしていた孵化に失敗すると、本当にガッカリする事になります。


生後二日で何とも凛々しい顔立ちのヒナ

一般的には、烏骨鶏は3月~4月にたくさん卵を産みます。
つまり、自然界では「春」の気温が最も孵化に適しているという事をよく示唆しています。

生まれたヒヨコにとっても、続く初夏の陽気は大変に過ごし易い良い季節です。

鶏の孵化には、ぜひ「春」をお薦めいたします。


 
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目玉焼きの裏技

2010年6月9日のNHK《ためしてガッテン》で下記
「まさか目玉焼きにまで革命ワザがあったとは」
という放送がありました。

http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100609

本文コメントでは、

「今回、あなたの目玉焼きに革命が起こります!
しかも超カンタンな2つの法則を守るだけ!
食感はまるでお菓子のようにふっくらなめらか、
味は超高級卵にもひけをとらぬとろ~り濃厚に大変身。
夢のような究極の目玉焼きがついに完成しました!」

と紹介されています。

放送内容を要約しますと大体下記のような二つの裏技を紹介していました。

(1)フライパンに卵を落とす際は、黄身に衝撃を与えないよう出来る限り低い位置から落とす。
→ すると卵黄の卵黄球構造が破壊されず、黄身はまるでお菓子のようにふっくらなめらかに。

(2)スプーンで黄身と白身を分けて、卵黄を先に焼く。
→ すると黄身の水分が適度に飛んで、味は超高級卵にもひけをとらぬとろ~り濃厚に大変身。


そこでさっそく、私達も紹介されたとおりの焼き方で目玉焼きを作ってみました。


烏骨鶏卵の目玉焼き

まず、卵を静かに器に割り、スプーンで黄身だけを取り出し、
油を引いて余熱したフライパンに静かに乗せます。
この時に、黄身は決して「落とす」感じにしてはいけないとの事。

まず黄身を乗せたスプーンをフライパンの底へ静かに設置させ、
そのまま高さゼロの位置から、黄身をゆっくりスルリと横へ滑らせて、
黄身に一切のショックを与えずに「すべり置く」感じにするのがコツだと思います。

そのまま中火で黄身だけを加熱し、水分を蒸発させて黄身の味をギュギュッと濃縮させます。
その間に、器の中に残った白身を箸などで軽く切り混ぜ、卵白のコシを切っておきます。


ウコッケイ卵のたまご焼き

黄身の焼け具合が好みになったら、黄身を囲むように白身を形良く流し入れ、
さらにお好みで塩と胡椒を振り入れます。

その後すぐに、大さじ一杯の水を入れ、フライパンにフタをし、蒸し焼きにします。
最終的な焼き具合はお好み次第で・・・。


うこっけいたまごの玉子焼き

完成です。

実際に食べてみますと、確かに黄身が「ふっくら」していて美味しいです。
舌触りがビロードのように非常にきめ細かく「ホクホク」としていて、
いつも以上に自然な甘みが感じられ、さらに全体が均質な柔らかさに仕上がることで、
どこかしら高級なスイーツ風の味と食感にも感じられます。

ただ、普段ですと白身のフチ部分にカリッとした焦げが出来て、
それが目玉「焼き」としての香ばしさの演出と、
気取らない家庭料理的な歯ざわりのアクセントにもなるのですが、
それらがないため、どこかしらよそ行き的と言うか、何か今一つ物足りない印象も。

味にも食感にもグーンと高級感は出ますが、
少なくとも目玉焼きの持つ「下町の庶民的なごちそう」と言う家庭的なイメージからは、
良くも悪くも、やや離れてしまう感じがしました。

また、そもそも黄身をスプーンですくって簡単に白身と分離できるような卵は、
白身がゆるくて水っぽい証拠で、かなり鮮度が落ちた卵の可能性が大です。

実際に今回、当農園の産み立ての烏骨鶏卵を使いましたところ、
卵黄が濃厚卵白に非常にしっかりと覆われて(守られて)いるため、スプーンでは容易に分離できませんでした。

そのため、黄身の周りにかなりの卵白が付いた状態で焼きに入らざるを得ませんでした。
写真でも白身が黄身の表面を覆い尽くして黄身を守ろうとしているのが良く判ります。

ただし、これから気温の高い「夏」を迎えますと、日にちの経過による卵の品質の劣化は非常に早くなります。
そんな夏を迎えるに当たって、上品な目玉焼きを楽しむには、この裏技はとても役立つでしょう。

なかなかタイムリーな良い裏技の放送だったと思いました。


孵化用の種卵

大変うれしい事に、時折、「孵化用の種卵を売って頂けませんか?」
というお問い合わせを頂く事があります。


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ですが、大変申し訳ないのですが、現在、当ファームでは食用の烏骨鶏卵の販売のみさせて頂いておりまして、誠に恐縮なのですが孵化用の種卵やヒナの販売はお取り扱いがございません状況となっております。

以前、2009年6月頃までは「孵化用卵」のご要望にお応えする形で、白烏骨鶏のうち特に血統や容姿の良いオスメスだけを完全に別管理して飼っていたことがありましたが、厳密な鶏の管理に思っていた以上に時間と手間がかかってしまい、誠に申し訳ないのですが現在は行っておりません。

また、ご発送に当たりましても、命いずる「種卵」の厳重な保護のために緩衝材を念入りに四重~五重に敷き詰めてのご発送になりますため、10個程度の卵の梱包と発送でも一時間近い手間がかかってしまう事もネックでした。


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有精卵の基準としては「鶏卵の表示に関する公正競争規約」によりますと、「メス20羽に対してオス1羽以上で混飼」する事が定められておりますが、当農園では自家孵化などによりその6倍以上のオスがおり、「メス3羽に対してオス1羽以上」のとても高い比率で混飼しております。
あくまで自然交配のため、必ずしも100%有精卵の保証はできませんが、有精卵率は非常に高いと思います。

なお、食用の卵とは言え、オスと一緒に飼っている有精卵ですので、下記スーパーにて当ファームの烏骨鶏卵をご購入頂きまして、新鮮なうちに適切な孵化作業を行って頂ければ烏骨鶏のヒナが孵る可能性はゼロではないかも知れません。

→ しょっぷについて

ただし、「孵化用卵」に比べて、下記の三つの理由から明らかに孵化率は落ちると思います。
(1)ほとんどの卵はパック詰めの前に「洗卵」しております。
(2)保管や流通中に「転卵」をしておりませんので、胚が殻に固着してしまう可能性。
(3)流通過程における低い温度での冷蔵、急激な温度変化、振動や衝撃等の影響。

特に重要な事ですが、卵の中の「胚」は生き物ですので生存するための適温と言う物があります。
そのため、極寒の真冬や猛暑の真夏などの卵は「胚」が弱り孵化用には適しません。
春や秋でも、スーパーマーケットの売場で低い温度で冷蔵されていた卵は、一つも孵らない事もあり得ます。


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また、現在、当農場には「白烏骨鶏」と「黒烏骨鶏」がおりまして、普段は自主的にグループに分かれて行動していますが、放し飼いという事もあり、孵化させた場合、白と黒の混血が生まれてしまう可能性がありますので、あまり孵化用としてはお薦めできない面もございます。


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なお、一般的に「孵化率がとても悪かった」と言う方の場合、自作の孵卵器や簡易な保温器を使っている方が多いです。
それらの自作の孵卵器や簡易な保温器、また安価な孵卵器の場合は、保温パワー不足で温度が安定せず卵が全滅してしまったり、転卵がうまく行かずに孵化率が極端に悪くなったり、生まれても足や体の弱いヒナが多くなる可能性がありますので、くれぐれもご注意下さい。

特に室温が低い季節は、孵化適温の39℃前後に卵を保温し続ける事は、意外なほど難しいものです。
安いサーモスタット式の保温器は、かなりの温度ムラ(温度の上下の幅が大きくなる)が出たりします。


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ちなみに、一般にスーパーや産直販売所などで「食用卵」として売られている有精卵も、適温の春や秋に、冷蔵されていない新鮮な有精卵を入手できれば「孵化用卵」に転用することは可能かも知れませんが、どのようなヒナが孵るかは、全く保証がないのが怖いところです。

食用卵は安価なのが長所ですが、烏骨鶏の卵のはずが、実際に孵してみれば、羽色や柄の不規則な「雑種のヒナ」が生まれて来たり、予期せぬ「他種のヒナ」が生まれて来たり・・・・というケースも、実際に良く聞きます。

また、ヒヨコの時は純粋種に見えて安心しても、成鶏になると次第に「雑種」の特徴が強く出て来てしまう鶏も少なくないようです。


賢そうな顔付きの黒烏骨鶏ヒナ

もちろん、「観賞用鶏」や「愛玩用鶏」ではなく、あくまで「採卵用鶏」として割り切れば、容姿や雑種性は全く問題ないのですが、どうも日本人は「純粋種の鶏」を尊ぶ傾向が強いようです。

特に趣味やペットも兼ねて鶏を飼う場合は、どうせなら自慢できるような立派な美しい容姿で、血統の良い貴重な原種鶏を・・・と言う気持ちにもなるのも良く判ります。


黒烏骨鶏のひよこ達

ですので、もし整った容姿や純粋種にこだわりたい場合は、おそらく高価ですが、「原種孵化用卵」とか「純粋種の種卵」として販売されている孵化専用卵を選ぶと良いと思います。
一度孵した烏骨鶏は大切に育てれば10年以上は飼う事が出来ますので、ぜひ納得の行く種卵を入手するのが良いと思います。

また、孵化用として売られていても、季節によっては「無精卵」の確率が高くなる事もあるようですので、多数の実績があり評判の良いお相手から、できれば「一定以上の有精卵率」と「純粋種であること」についての保証を付けてもらった上で、ご購入される事をお薦めいたします。

なお、確率的に半分は「オス」が生まれて来る可能性が高い事を、予めよく認識しておく事が大切です。
オスは「うるさい」「大きくなる」「ケンカする」などなど、住宅街などでの飼育はかなり大変だと思います。
比率的にはメス5~10羽に対して、オス1羽位が好ましいようです。オスが多すぎるとケンカやイジメが多発して好ましくありませんし、最下位のオスがストレスのはけ口としてメスをいじめ始め、メスが卵を産まなくなります。
またオスは自己主張が非常に強く一羽が雄叫びを上げると、オス全員が我先にと競ってより大きな雄叫びを上げ始めます。朝はもちろん、昼過ぎや夕方、夜中の2時頃にも良く雄叫びを上げます。
ですので、もし自宅孵化をする場合は、約半数は生まれて来るオスの譲渡先の確保などが大きな課題になるかと思います。



ちなみに・・・・
過去に私たちも、個人の鶏愛好家の方が「孵化専用卵」として売り出されていた卵を購入した事がありました。
かなり高価で1個千円近い価格でしたが、自家繁殖を考えて10個ほど購入しました。

ですが、宅配便で送られて来た卵を受取って、仰天しました。
梱包箱の中で、「ガタガタ」と卵が大きく揺れる音と振動がしたのです・・・・。

恐る恐る箱を開けてみますと、ほとんど緩衝材も使わずに卵が箱に入れられており、なんと卵がダイレクトに箱にぶつかる状態・・・・。
既に半分以上の卵が割れていて、中身が漏れてしまっていました。

なんとか割れずに残った数個の卵も、郵送時の長時間のひどい振動と衝撃にダイレクトにさらされてしまっていたのは明白で、まったく孵化は期待できないと思いましたが、念のためメスの烏骨鶏に抱かせてみました。

メス烏骨鶏は三週間にも及ぶ大変な抱卵を一生懸命頑張ってくれましたが、当然のようにやはり一羽のヒヨコも孵らず、買った卵は全滅でした。

どれだけ懸命に温め続けても一羽も孵ることがなかった卵を最後に処分する時、
巣から運び出される卵を悲しそうにじっと見つめていたメス烏骨鶏の悲哀に満ちた目が今も忘れられません。


期待して購入した高価な孵化用卵のはずが、
なんとも非常に後味の悪い、本当に嫌な出来事になってしまいました。

生命を扱うという認識のない人や、卵の管理の悪そうな人、対応の粗雑そうな人からは、
くれぐれも卵は購入しない方が良いと思います。



ミニミニたまごの中身は・・・。

下の画像の真ん中の小さな卵は、先日の日記でご紹介させて頂いた当ファームの
若い烏骨鶏が産んだミニミニ初卵です。


烏骨鶏のミニミニタマゴ

さて、この珍しいミニミニたまごの中身はいったいどうなっているのか・・・
気になっている方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回、割ってみることにしました。


うこっけいのたまご

左が普通サイズの烏骨鶏たまごで、右が珍しいミニミニたまごです。
ちょうど500円硬貨と同じくらいの大きさです。

ただナマ卵のまま割ってしまうと、中身が流れ出て構造が判らなくなってしまいますので、
あえて「茹で玉子」にしてから割ってみることにしました。

普通に茹でてから、ナイフの先端でコツコツと叩き、殻にヒビを入れて、
ピンセットを使って慎重に割れた殻を取り除きます・・・。

ほう・・・サイズは小さいですが、
むいている時に、きちんと茹で玉子の良い匂いがします。


ミニミニタマゴの中身は・・・

半分ほど殻をはがしたところです。

おお、立派な「気室」が存在しています。
殻の下にはれっきとした内殻膜も存在していました。

ひょっとして、小さくても一人前のタマゴの構造になっているのでしょうか?
これは期待できるかも・・・と思いました。


いよいよタマゴを半分に割ってみます。






ワクワク・・・・。





ドキドキ・・・・。








ジャジャジャ、ジャーン!!!

ウコッケイのミニ卵の中身

が・・・。

うーん、ちょっと残念です。

黄身は存在せず、ただの白身だけのタマゴでした。
やはり未熟卵だったようです。


食べてみますと、食感はやや硬めですが、味は美味しいです。
烏骨鶏の茹で玉子の白身そのままの美味しさでした。

卵のどこがヒヨコになる?

卵には、「黄身」と「白身」があります。
そして、意外に多くの人が「黄身がヒヨコになる」と思っているようです。


これは、実は誤りなのです。

それで、
「黄身がヒヨコになるんじゃないんですよ」 と言うと、
「え?じゃあ白身がヒヨコになるの?」 と聞かれます。

「いいえ、白身でもないんですよ」 と答えると、
「でも、卵の中には黄身と白身だけで、他に何もないのに・・・?」 と不思議がられます。


「じゃあ、卵のどこがヒヨコになるの?」


烏骨鶏の有精卵

答えは・・・「胚」(はい)です。
胚が育ってヒヨコになります。

上の画像で、黄身の中心に薄っすらと「白い丸」と、それを囲む「輪の模様」が見えますが、
実はこれが、これからヒヨコに育つ「胚」なのです。

ただし、オスの精子を受精している「有精卵」の「胚」でないと、このように胚は育ちません。
胚とは、つまり「卵子」のことなのです。

受精した胚(卵子)は、細胞分裂が起きて大きくなり、このように白丸と輪の模様が広がり始めます。
このまま親鳥が卵を温め続けると、どんどん胚(卵子)の細胞分裂が繰り返されて、
次第に胚がヒヨコの形に育つのです。

そして温め始めてから、大体21日で、卵の殻を割ってヒヨコが誕生します。

逆に無精卵を割って見ても、胚(卵子)はまったく細胞分裂をしておらず、
もっと小さく、ポツンとした白い小さな点のままなのです。


ここまで説明すると、

「じゃあ、いったい黄身は何の役に立つの?」

「あと、白身は何かの役に立つの?」

と尋ねられます。


うこっけいの有精卵

その答えは・・・

まず「卵黄」はヒヨコが細胞分裂して育つための食べ物(栄養)なのです。

実際に、温められて数日した有精卵を暗室で懐中電灯にかざして見ると、
胚から卵黄に赤い血管がたくさん伸びていて、
胚が黄身の栄養分を食べている(吸い取っている)様子が良く見て取れます。

つまり、小さな卵の中では、黄身はヒナの「お弁当」の役目を果たします。


そして、「白身」はヒヨコが卵の中にいる間の飲み物(水)なのです。

実際に、温められて数日した有精卵は、白身の水分が消費されて次第に軽くなって行きます。
つまり、小さな卵の中では、白身はヒナの「水筒」の役目を果たしています。

卵の中のヒナは、既に「生き物」ですから、
成長のための「栄養素」(黄身)と、
生命維持のための「水」(白身)が、
必要不可欠な訳です。


ところで画像を見て頂くと、白身にも二種類あることがお判り頂けると思います。
黄身のすぐ周りを囲む盛り上がったプルプルとした「濃厚卵白」部分と、
その周囲に薄く広がった水っぽい「水様卵白」部分です。

白身の中でも、特に「水様卵白」が水筒の役目を担っているように思います。

では、濃厚卵白の役目はと言いますと・・・
このプルルンとした白身(水)の中に、胚(ヒヨコ)が浮いて育つ構造になっているのです。

実は「鶏卵」の中は、人間の子宮の中で
「赤ちゃんが羊水の中に浮いて育つ」のと同じ構造になっているのです。

つまり、「殻」は「子宮」と言う事になりますね。
そして、「濃厚卵白」は「羊水」と言う事になります。


さらにここで、もう一つ感心させられる工夫として、
黄身の左右にある白い縮れたヒモのようなもの・・・これは「カラザ」と言います。
このカラザは、黄身を両端から支えており、大切な胚や黄身を、
常に「白身(羊水)の中心に浮かせる」と言うとても重要な役目を持っています。


また・・・ちょっと見落としがちなのですが、
卵の丸い方の端っこには、殻と膜の間にプックリと小さな空間が開いています。

これは「気室」と言う非常に重要なスペースで、
実は、卵の中のヒナはここの空気を使って「呼吸」をしているのです。


つまり、「卵」の中には、
ヒヨコにとって絶対に必要不可欠な「食べ物」と「水」と「空気」と言う・・・
「三種の神器」がきちんと揃っている訳ですね。


また、卵を割るとなぜか常に「胚」が黄身の「真上」に来ます。
これは・・・抱卵中、胚(ヒヨコ)が育つ際に、
親鶏の暖かなお腹に最も近い位置で触れるための工夫なのです。

つまり、小さな卵の中においても、
胚(ヒナ)は体温を冷たい土に奪われないよう地面からなるべく上に離れ、
暖かい親鳥のお腹になるべく1ミリでも近い位置で温められ、順調に育つように・・・と言う、
生命誕生のための見事なシステムが組まれているのです。


うーん、こうして知れば知るほど・・・

「卵」って・・・

「命」って・・・


本当に凄いと思いませんか・・・?


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