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自家栽培の落花生やトマトの収穫

本日11月6日に、当農園内の自家菜園で栽培して来た落花生の収穫作業をしました。
5月20日頃に種まきをして以来ですので、概ね半年に及ぶ栽培でした。

無農薬の自家ピーナツ栽培

こちらは8月上旬の落花生の生育状態です。
緑色の濃い厚めの葉がところ狭しと広がります。

もちろん無農薬栽培です。
と言うより、落花生は本当に丈夫で、日当たりさえ良ければ勝手にガンガン育ちますので、まず農薬など要らないと思うのですが・・・。
それでも「無農薬」表示の落花生がほとんどない事を考えますと、よほど病害虫が発生しやすい劣悪な環境で栽培をしているのでしょうか?

ちなみに米や野菜や果物で、もし「有機栽培」と言う表示がされていても、指定農薬は使用を許可されていますので、「有機栽培=無農薬」では一切ありません。十分にご注意下さい。

品種は国産落花生の最高峰と言われている千葉県産「半立」です。
国産ピーナツの本場、千葉県八街市の落花生農家の方から種をお譲り頂きました。


無農薬の自家落花生栽培

本日、落花生を引き抜いて収穫し、天日干しにかけたところです。この画像は収穫のごく一部です。
一般に、落花生は種をまいてから130~140日位で収穫できるそうなので、10月中旬に収穫できるはずですが、「半立」は晩成種と言われていて、10月下旬頃の収穫になる事が多いようです。
下枝が枯れ始めたら収穫のサインだそうです。

ですが、当農園の半立は10月末でもまだ葉が青々としていていたため、収穫日をさらに延ばしてみました。
また、落花生は収穫してから、一週間~10日くらい天日に当てて乾燥させます。
そのためお天気予報をチェックして、これから暫らくは快晴が続きそうな本日に収穫しました。うまい具合に下枝も枯れ始めていました。


国産天日干し落花生

うんうん、なかなかの実が成っています。まあ、合格点でしょう。

ちなみに三箇所に分けて栽培したのですが、やはり日当たりが良く、水やりを多くした畑が一番収穫が多かったです。他の畑とは実の付く数が段違いです。
逆に半日陰のような畑の落花生は、茎がヒョロリと徒長し、豆も貧弱で数もはっきりと少ないです。
おそらく味も今ひとつでしょう。

豆科はとにかく日当たりが一番大切です。逆にあまり土質や肥料は関係ないようです。
何より、芋や茄子などとは比較にならない立派な「葉」を見れば、どれだけ日光を欲する作物なのか、嫌でも理解できます。

これは落花生だけでなく、枝豆や大豆でも同じです。
半日陰や日陰では収穫が激減するか、もしくは全く収穫できません。


千葉県産の半立ち種

落花生の苗を引き抜いた後、さらに土壌をスコップで掘り返すと、土の中に残っていた大粒の落花生がゴロゴロ出て来ます。どうもよく完熟した落花生はツルが枯れ気味で、引き抜いた時にツルが切れて土の中に残ってしまうようです。
つまり、良く完熟した大粒のものほど、土の中に残ったままになり易いことになりますので、忘れずに掘り返します。

一週間から10日ほど乾燥させたらフライパンで煎って食べてみます。
どんな味なのかとても楽しみです。

もちろん、忘れずに烏骨鶏達にもオヤツとして与えます。(笑)


唐辛子(カイエン)の自家無農薬栽培

こちらは同じく当農園で栽培中の「カイエン」と言う品種の唐辛子です。
ハバネロに次ぐ辛さだそうです。確かに肉や野菜の炒め物などへ小さな破片を一つ入れるだけで、もの凄い辛さになります。

こちらも当然に無農薬栽培です。しかし、そもそも唐辛子を煮詰めた液が害虫駆除に使われるほどなのですから、これほど辛い唐辛子に付く害虫などいるのでしょうか?

時折、インターネットなどで無農薬を強調した唐辛子が異常な高プライスで売られていますが、どうも釈然としません。

唐辛子は、木にまだ青い実が半分ほど残っていますので、収穫はもう少し先になりそうです。


露地トマトの自家無農薬栽培

こちらも自家菜園のトマトです。本日11/6に収穫したものを写してみました。
もちろん無農薬です。トマトは葉や茎にアブラムシが付きますが、よほど多くなければ無視していてもきちんと実が成ります。
そして、もし異常にアブラムシが多い場合は、そもそも化学肥料を使い過ぎなのだと思います。

ちなみに当農園では、色々な野菜や果物やハーブを無農薬で自家栽培していますが、今までで一番「自家栽培して良かった」と思えたもの、
つまり、市販品と自家栽培との美味しさの差が最も大きかったものは、何だと思われますか?


それは・・・・



ズバリ、「トマト」なんです。

真夏の太陽に一日中しっかりと当てた露地栽培のトマトの美味しさは、市販のビニールハウス栽培や農薬を塗り付けたトマトの比ではありません。

正直に言って自家栽培の無農薬トマトの味を知ってしまうと、スーパーの市販品やレストランで出されるサラダのトマトは食べられなくなります。
それらは、まるで寝ぼけたような味と言うか、成分や味を薄めたような味で、「何これ?トマト?」と思ってしまいます。
断面もやたらと空洞があり、ユルリと水っぽく、実としての生命感や凝縮感がありません。

それに比較すると、自家菜園の露地トマトは、皮も丈夫で厚く、とにかくみっちりと中身と旨味が詰まりに詰まっている感じで、非常に充実感&凝縮感に満ちています。
判ってはいても、食べるたび思わず「ウマイ!」と必ず声が出てしまいます。これぞ、まさしく自家菜園の醍醐味でしょう。

また、自家栽培のミニトマトも、まるで高級ぶどうの「巨峰」のような豊かな甘味と香りがあり、素晴らしいジューシーさを持つ信じ難い美味しさです。
トマトと言うより本当にぶどうのような甘味と美味しさなのです。良く冷やして食べれば本当に立派なデザートになります。

自家栽培トマトは6月頃から11月頃まで、ほぼ半年近く連続して収穫できますし、栄養価も非常に高く、何にでも合うし、生でも煮ても焼いても食べられますので、非常にお薦めです。

品種にもよりますが、ホームセンターなどで一袋200円程度の種を買えば、苗が30~50本位は育ちます。しかもその苗1本当たり20~30個のトマトが収穫出来るのですから・・・本当に夢のようです。

畑に出来そうな土地をお持ちの方は、是非一度お試し下さい!!


小松菜の自家無農薬栽培

逆に、あくまで当農園の場合ですが自家栽培で美味しく作るのが最も難しいと思われる野菜が、意外にも「小松菜」です。
小松菜は非常に品種が多いので、すでに四種類の小松菜を試していますし、畑の位置も、日当たり具合も、肥料や水やりも、いろいろ変えているのですが、どうしても美味しく育ちません。

何と言うか、野菜としての旨味や甘味がなく、食べ物としての品位がなく、単なる「雑草」のような味なのです。
残念ですが小松菜の美味しさは、市販品にはまったくかなわないです。

そのため、当農園の小松菜はもっぱら烏骨鶏達のオヤツになっています。
まあ、もともと烏骨鶏達のために始めた自家野菜栽培ですので、それでいいのですが。(笑)



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