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喪に服する鶏

いよいよ今年も残すところあと一ヶ月・・・。

今年は本当に災難続きの一年でした。
東日本大地震、巨大津波、東電原発放射能・・・。

そして当ファームでも一番可愛がっていたメス烏骨鶏「シロクチ」の落命・・・。
10月5日のシロクチの落命から既に二ヶ月が経とうとしていますが、
その後も、他のすべての鶏は元気いっぱいで毎日を暮らしています。

今でも、なぜシロクチだけが・・・?と思います。

ただ、一羽だけ、比内鶏の茶色のメスがここ二ヶ月ほどなぜかずっと元気がありませんでした。
最近になってようやく少しだけ元気が出て来たようですが・・・。

原種比内鶏のメス

この比内鶏の茶色のメスは、シロクチの落命の直後あたりから、明らかに元気がなくなり、少しいじけ気味と言うか、すねている様子と言うか・・・。
餌もあまり食べなくなり、以前は人に非常に良く馴れていたのですが全く人に近づかなくなり、隅のほうで暗い感じじっとして寂しそうにしていることが多くなりました。

実は、シロクチはこの比内鶏の卵を孵化させ、ヒヨコの時からつきっきりで甲斐甲斐しく世話をした「育ての親」だったのです。
どうやら、その「育ての親の死」を認識しているようです。
そのため、ここ二ヶ月深く悲しみ、喪に服しているのかと思えてなりません。

2年ほど前に、シロクチは三羽の比内鶏を抱卵して孵化させました。
そのため、群れの中にずっと一緒だった「親」の姿がなくなってしまったのが非常にショックで、とても寂しいのだと思います。
ただ、他の比内鶏の二羽は特に変わりはなく、今までどおりのようには見えますが・・・この茶色の鶏が三羽の中の長女にあたり、実は一番シロクチに懐いていたのです。

ニワトリは、群れの中で何も考えずに日々雑多に暮らしているように見えますが、実はお互いの顔をすべて区別し合い、お互いに個々の存在を認識し合って暮らしています。
一羽一羽が自己の嗜好や個性を持っており、相互に相性や順位を把握し、日々、すべてのやり取りや交流を記憶しながら暮らしています。

たとえれば、誰かに餌を取られたとか、誰かにつっかれたとか、いつ、誰に、何をされたか、そういう出来事をきちんと記憶して日々を暮らしています。
見ていると、自分がやられた事に対してきちんと仕返しをしていたり、いつも争う特定の相手に異常なライバル意識をむき出しにしたり、逆に、特定の誰かと仲良くいつも一緒にいたり、誰かを特にひいきにしたり・・・。

なんだか鶏の社会の営みも、人間社会における人間関係とあまり変わらないように感じられます。

ですから、当然に、特に親しい相手の死に直面すれば、とても悲しい気持ちになり、長く喪に服する気持ちになり、非常に寂しい気持ちになるのも、一切なんの不思議もありません。

あれほど人に馴れていた茶色のメス比内鶏が、人に近づかなくなり、なんだかすねているように見えるのは、シロクチを助けることが出来なかった飼主のあまりの不甲斐なさに、無言の強い抗議しているのかも知れません。


いずれにしても、これからはより一層、鶏の健康管理に細心の気を配り、
他の鶏達には、いつも元気で、できる限りの長生きをさせるよう頑張りたいと思います。

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