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比内鶏原種の孵化と飼育

このたび、当農園では「比内鶏」(原種)を孵化させました。

原種比内鶏の孵化用有精卵の販売をしている方から種卵を分けて頂きました。
比内鶏の孵化用種卵はなかなか流通しておらず、かなり高価で貴重なものです。

ちなみに、「比内鶏」と「比内地鶏」とはまったくの別物です。
天然記念物である昔ながらの「比内鶏」は、体も小さく産卵数も少ないため、家禽としてはあまり生産性が良くありません。

そのため比内鶏に、体が大きく多産のアメリカ産ロードアイランドレッド種を掛け合わせた一代雑種が、「比内地鶏」として商品化され、流通しています。


比内鶏の有精卵

原種比内鶏の孵化用有精卵(種卵)です。

平飼いのせいか卵がかなり汚れていますが、孵化率向上のためあえて洗卵せず、
このまま烏骨鶏のメスに抱かせることにしました。

当農園では、かなり昔には「矮鶏」(チャボ)や「雉」(キジ)を飼育していた事もありますが、
それ以外はずっと「烏骨鶏」だけを飼育して来ました。

今回の比内鶏は、採卵や繁殖が目的ではなく、あくまで「研究」のための飼育です。

なぜ比内鶏を飼うことにしたかと申しますと、国の天然記念物でもある比内鶏は
現存する日本地鶏の中でも、おそらくは「最古の鶏」だと思われるからです。

フリー百科事典Wikipediaによれば・・・・「日本各地の地鶏は、東南アジアや中国などの近隣諸国から渡ってきた鶏が、自然交配して形成されていったと考えられているが、比内鶏は縄文時代以前から比内地方(現在の秋田県)に存在した、日本固有の種である。」との事です。

なんと、「縄文時代」の太古の昔から日本にいる鶏なのです。

烏骨鶏も同じく国の天然記念物であり、かなり原始的な特徴を残す鶏ですので、
比内鶏を孵化させ、烏骨鶏と比較しつつ育てることで、
必ず何か役立つ経験や知識が得られるはず・・・と思っています。


比内鶏の有精卵と烏骨鶏の有精卵(孵化用・種卵)

当農園の烏骨鶏の卵(左上)とサイズの比較です。
比内鶏の卵のほうが一回り大きいですね。


さて、メスの烏骨鶏に抱卵を始めさせてから、
ちょうど21日目の朝・・・・・。


ピー・・・・。

ピヨピヨ・・・・・。


鶏舎から、何やらヒヨコらしき小さな小さな声が聞こえて来ます。




比内鶏の孵化

おお!比内鶏のヒヨコが生まれていました!!
代理母鶏のお腹からヒョコっと顔を出しています。

まさに生まれたばかりのようで、まだ羽がしっとりと濡れています。


原種比内鶏の雛

一時間もするとヒヨコの羽もすっかり乾きました。

とっても元気で、親鶏のお腹の下へもぐったり、外をのぞいてみたり、
チョコチョコ動き回って、ピヨピヨ鳴いて・・・・ホント可愛いです。


純血比内鶏のヒナ

誕生した比内鶏は全部で三羽です。

代理母と言う大役を務め上げてくれたこの烏骨鶏も本当にお疲れ様でした。
三週間、非常によく頑張ってくれました。

ただただ三週間もじっと卵を温め続ける事は、烏骨鶏にとって、
肉体的にも、精神的にも、やはり、かなりハードなようです。
ご褒美として、大好きなスイートコーンをたっぷりとあげました。


純粋比内鶏のひな

さて、生まれた翌日、産卵箱の外へ出してみました。
脚や羽に異常がないかどうかよくチェックするためです。

うんうん・・・・全員、しっかりと健康なようです。

ちなみに・・・・万一、脚の指が曲がっていたり、股間が広がっていたりしても、
生まれて数日以内であれば、手製のギプス等をあてがう事で矯正できる事も少なくありません。


原種比内鶏のヒヨコ

お天気も悪くないので鶏舎の外へ出してみました。
甘やかさず、ビシビシと自然環境へ順応させるスパルタ式養鶏法です。(笑)

でも、なんだかとても眠そうな感じで、ふくれっ面しているように見えてしまいますね。
生まれて間もないため、まだ「目」が完全に開き切っていないようです。

親代わりのメス烏骨鶏も一緒に外出です。
と言うより、決して、絶対に、どんな時もヒヨコから離れようとしません。

やたらとヒナに触ろうとすると、親鶏から凄い勢いで手をつっつかれてしまいます。(汗)
常に、真剣に、全身全霊で、ヒナを「護っている」と言う気概がありありと感じられます。


純粋種比内鶏のひよこ

うーん・・・首も足もしっかり太くて、良い比内鶏に育ちそうです。
土をつついたせいで、ちょっとクチバシが汚れています。

今までずっと烏骨鶏の黒い脚ばかり見て来たせいか、
「黄色い脚」が非常に新鮮に見えてしまいます。


純血種比内鶏の飼育

まるまる、ふわふわの柔らかい体から
二本の足が「ニョキッ」って感じで出ています。

右のヒヨコは特に足が太いですね。
オスかも知れません。


原種比内鶏

とても賢そうな顔です。

わすが一日で、ここまでキリリッと立派な顔つきになるとは・・・・
さすがは原種「比内鶏」です。

遠く太古の縄文時代から、
脈々と受け継がれて来たDNAの成せる業でしょう。


比内鶏の飼育

その後、ファーム内の草むらを、母鶏と一緒に一時間ほどお散歩しました。
チョコチョコと母鶏の後を立派に付いて行きます。

そして何とも驚いた事に、親鶏もソロリソロリと「すり足」でゆっくりゆっくり歩くのです。

まだまだ柔らかくて30gほどの非常に小さいヒヨコですので、
1kg以上ある親鶏に踏まれると、運が悪ければすぐ死んでしまいます。

親鶏は誰から教わる訳でもなく、決してヒヨコを踏まないように・・・・
そしてヒヨコの歩くスピードに合わせてゆっくりと・・・・
本能的に細心の注意を払っているのです。


烏骨鶏の子育て

初めて経験する太陽と外気、風や木々のざわめき・・・・。

初めて触れる、土や、草や、石や、虫・・・・。


ヒヨコにとっては、まさに「大冒険」の道中でしょう。

途中、やはり少々歩き疲れたのか、三羽が仲良く並んで小休憩・・・・。
すると、母鶏も一緒に立ち止まります。

とても初めての子育てとは思えないほど、上手にヒヨコ達をリードしています。
これなら子育ては全て任せても大丈夫でしょう。


これからの比内鶏三羽の成長が非常に楽しみです!

 
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