FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

農園内の放射能測定結果

東京電力福島原発の爆発事故以来、群馬や桐生の放射線量はかかさずモニターして来ました。
しかし、放射能の拡散は均一ではなく、地域的にホットスポットといわれる特に高濃度の汚染地が出現しているようでして、当農園の具体的な放射線量は果たしてどうなっているのか、ずーーーっと、心配で、気がかりで、なんとも不安でした

群馬県庁や桐生市役所にガイガーカウンターの貸し出しはしていないのか尋ねたのですが、「していない」との事でした。
市販のガイガーカウンターの購入を検討したのですが、市販品は原発事故以来、数倍~十数倍前後にも大きく値上がりし、しかも定評のある優良機種は軒並み売切れで、まだ数ヶ月以上も入荷待ちの状態。
仕方なくあまり感度は高くない機種ですが、このたびやっとガイガーカウンターを購入して、当農園内の放射線量を計測してみましたのでご報告したいと思います。


ガイガーカウンター SW83A

機種は「SW83A」という中国製のガイガーカウンターで3万円代での購入です。
サイズが判るよう単三電池を横に置いてみました。

まず、前置きですが、説明書では最小検出量は0.01μSv/h(マイクロシーベルトアワー)からとなっていますが、使ってみますとどうやら0.08μSv/h以下の表示にはならないようです。
これが空間線量や自然線量というものの影響なのか否か不明ですが、そのため測定対象の実際の放射線量がこれ以下でも、0.08μSv/hの計測結果になるようです。

放射線量計測機SW83Aの表示窓

上段が、現在の放射線値でμSv/h(マイクロシーベルトアワー)単位、下段は放射線の累積値の表示でmSv(ミリシーベルト)単位です。
要は一年間この計測器を毎日常に持ち歩いた結果、この累積値が何mSvになるかで自分の「年間被曝量」等がチェックできる訳です。

なお、密室の一箇所(居間の畳の上とか、寝室のベッドの上など)で数分間静止させて計測しても、常に計測値の表示がある程度の範囲で上下動をずっと繰り返しています。
ガイガーカウンターの感度はガイガーミューラー管(GM管)の大きさに比例するそうで、つまり、この機種では小さめのGM管のため、放射線の量が低めの時は表示があまり安定しないようなのです。
そのため、このような小型機での数値はあくまで参考程度に考えた方がよいようです。
また、放射性物質の泥や塵が測定機本体に万一侵入してしまうと、以降の計測値がすべて狂ってしまうため本体をキッチンラップで二重に包んでから計測を実施しました。


放射能計測機 SW83A

計測日時は2011年6月19日(日)14時~17時頃、天候は曇天、土壌はやや湿めった状態。
計測方法は、
(1)すべて地面や床面に計測器を密着させて「高さゼロcm」で計測。
(2)計測場所に機器を1分ほど置いて多少安定させてから、その後の60秒間の数値をチェック。
(3)その60秒間に示した最小値と最大値、そして体感的な平均値を記録。

自宅内、事務所内、鶏舎内、産卵箱、鶏の運動場、自家菜園、駐車場などを、50箇所ほど計測してみました。
以下がその結果です。単位は全てμSv/hです。


 計測場所最小値最大値体感平均  備 考
(1)自宅押入れ内0.090.130.103/11以来ずっと密室だった場所
(2)自宅寝室の端の畳0.090.140.12普段歩かない隅を計測
(3)寝室ベッド上0.080.140.12シーツ上で計測
(4)寝室ベッド毛布内0.140.230.18シーツと毛布の間で計測
(5)寝室中央の絨毯0.080.140.12裸足か靴下で歩く
(6)事務所の机上0.090.170.14日常の事務作業の場
(7)事務所の机下の絨毯0.120.170.14事務所内は靴を脱ぎスリッパ
(8)事務所の棚の上0.080.170.13床上1mの棚
(9)作業靴の甲の部分0.080.130.113/11以来毎日使用の作業靴
(10)作業靴の中0.100.170.13(9)の靴の中を計測
(11)自宅台所の卓上0.080.160.11普段食事するテーブル上
(12)当農園の卵5個0.080.160.11(11)の卓上で割った卵5個
(13)自宅居間の絨毯0.080.160.11普段TVを観に座る位置
(14)自宅奥の間の畳0.080.170.12あまり使わない部屋
(15)自宅上がり口0.110.170.14農場から家への上がり口絨毯
(16)鶏舎内の入口付近0.120.200.16鶏舎へ入ったすぐの地面
(17)鶏舎内の一番奥0.080.170.12鶏舎の一番奥の地面
(18)鶏舎金網面の下0.120.170.15鶏舎の金網面の内側地面
(19)鶏舎の雨漏れ地面0.120.210.16鶏舎の雨漏れ箇所の真下
(20)産卵箱1の中0.120.220.16白烏骨鶏用の産卵箱
(21)産卵箱2の中0.080.130.11黒烏骨鶏用の産卵箱
(22)鶏舎前の地面0.080.200.13鶏舎のドア前の地面
(23)鶏舎前の雨溝0.140.210.18鶏舎屋根からの雨だれ溝
(24)鶏運動場中央0.120.180.15運動場中央の不毛の土
(25)鶏運動場の石0.120.240.16運動場中央の平らな石
(26)鶏運動場の穴0.130.210.16運動場の砂浴び用の穴
(27)鶏運動場植込下0.080.130.09運動場の密集植込の下土
(28)鶏運動場雨樋1下0.160.330.21運動場の端にある雨樋1下
(29)鶏運動場雨樋2下0.160.220.17運動場の端にある雨樋2下
(30)鶏運動場の塀際0.130.210.16運動場のコンクリ塀の壁際
(31)倉庫の雨樋下10.440.830.65倉庫の雨樋の真下
(32)倉庫の雨樋下20.121.420.67倉庫の雨樋から10cm下流
(33)倉庫の雨樋下30.200.380.25倉庫の雨樋から50cm下流
(34)倉庫の雨樋下40.170.270.22倉庫の雨樋から1m下流
(35)倉庫屋根下の雨溝0.140.180.16倉庫屋根下の雨だれ溝
(36)裏門の芝生0.120.210.16農園敷地裏門の芝生面
(37)駐車場(コンクリ)0.090.160.13農園裏の駐車場コンクリ上
(38)駐車場(砂利)0.120.180.15農園裏の駐車場砂利上
(39)駐車場の塀際0.160.250.20農園裏の駐車場の塀際角
(40)自家菜園10.160.260.21小松菜畑の跡(草地)
(41)自家菜園20.120.180.15とうもろこし畑の跡(草地)
(42)林間の鶏運動場10.080.210.14林間の枯葉の上1(針葉樹)
(43)林間の鶏運動場20.080.160.12林間の枯葉の上2(広葉樹)
(44)林間の排水路0.160.220.18林の中にある浅い排水路
(45)自宅玄関の芝生0.120.170.14自宅玄関先の芝生の上
(46)自宅玄関の雨樋下0.160.360.26自宅玄関の雨樋の真下
(47)自宅裏口の雨樋下0.160.390.26自宅裏口の雨樋の真下
(48)事務所と塀の隙間0.080.160.10事務所と塀の1m程の隙間
(49)事務所脇0.160.220.18事務所脇のコンクリ面
(50)事務所の雨樋下0.260.530.40事務所の雨樋の真下



以上です。3時間近くかかり結構疲れました。

まず、放射能ゼロの場所を測ってみようと思い、自宅の奥の間の「(1)押入れ」の中を計測してみました。ここは3/11の地震以来一度も開けておらず、ずっと密室だった場所なので、放射能の侵入はないはずです。
しかし計測器の表示はやはりゼロには近づかず、0.09~0.13μsv/hをウロウロしています。空間線量というものも影響するようですので、どうやらその辺りの数字がこの機械の最低値の表示と考えれば良いようです。

さて、上の表に示した計測値ですが、先日、群馬県が公式に計測した桐生市の下記放射線量ともおおむね一致する結果になりました。あまり高価なガイガーカウンターではなかったので正確さがやや心配でしたが、今回の結果を見る限りそれなりの信憑性は得られると思います。
◆県内92地点における放射線量測定結果(5月24日)

ちなみに、ICRPの勧告によれば一般公衆が1年間に曝されてよい人工放射線の限度(自然放射線や医療放射線を除く)は年間1mSv以下です。
その年間1mSv以下になるためには、一時間あたり「0.114μSv/h」以下である事が一つの目安になるようです。

この0.114μSv/hを踏まえて上記の計測値を見てみますと、私達スタッフの日常の生活空間を始め、烏骨鶏の外部被曝もほぼ1.5倍以内に収まっているようです。今回の計測には自然放射線が混じっている訳ですから、その分を差し引いて考えれば1.5倍以内という数値は、一応は安心できる範囲と言えるのではないでしょうか。
さらに、烏骨鶏は昼間は特に放射線量の低い「(27)鶏運動場の植込下」でくつろいでいる事が最も多く、夜間も地上1m位の止まり木で寝ていますので、さらに被曝量は減り、少なくとも「外部被曝」の心配は極めて少ないと判断します。

後は、人間と同様に「内部被曝」、つまり、飼料、水、草、虫、土などを食べる事で烏骨鶏の体内に放射性物質が入り込んで蓄積してしまう危険を防ぐ事が一番肝要でしょう。
飼料や水は管理できても、放し飼いの烏骨鶏が「草、虫、土」を食べる事を完全に防ぐのは難しいですが、何とか少しでも防げるよう努力するしかありません。
林間の運動場は初夏の陽気で雑草が次々に生えて来ているため夏の間は林間へは出さないようにします。不毛の更土の運動場なら草もなく虫も少ないです。

群馬県庁のサイトによれば5月初旬以降は新たな放射性降下物は検出されていないようです。
幸い、去年からフタ付きのポリバケツで保管してある栽培用土が何本かありました。原発事故以来ずっと密閉保管して来た土なので放射能汚染の心配の全くない今では非常に貴重な「土」です。
その無汚染の土を倉庫に保管してあった新品プランターに入れて新たに小松菜の種をまきました。その小松菜を収穫のうえ、さらに洗浄して自宅の食事と烏骨鶏の緑餌に使おうと思います。

また、上表の「(12)当農園の卵5個」とは、卓上に置いた一つのお皿に当農園で生まれた烏骨鶏の卵を五個割って入れて放射線量を測ってみたものです。
結果は、(11)の卓上とすべて同じ計測値で、卵にはまったく反応しませんでした。
ただし、今回のガイガーカウンターは食品を測るには感度がとても鈍すぎるためなんとも言えませんが。
群馬県庁へも烏骨鶏の卵の放射線量の調査をしてもらえないか尋ねたのですが「個別対応はできない」とのことでした。

今回の50箇所の中で、最も放射線量が圧倒的に高かったのは、上表(31)~(34)「倉庫の雨樋の下」でした。
下記の写真が実際の場所ですが、当農園の要注意ホットスポットです。
ここはたたみ20畳位の屋根の雨水が集中する雨樋のため特に高く出たようです。セシウムは水溶性のため雨で屋根から流れ落ち、それが濃縮されて集積してしまうようです。
さらにコンクリにヒビや苔があるため定着しやすいのでしょう。
ただし、雨樋の下は普段はノータッチですし、1mも離れればあまり影響は見られませんでした。

農園内の放射能ホットスポット!

全般に他の「雨樋の下」も軒並み高く出ていますので、雨樋は要注意です。
そして、当農園での計測値を見ると、雨樋の下に堆積する放射線値は「屋根の面積」に比例するようです。
考えてみれば当然ですね。ですから、大きな屋根になればなるほどその雨樋の下は危険が増すと言えるでしょう。

また、林の中や密生した植込みの下の地面は、意外に放射線量が低く出ました。
その理由が木々の葉が傘になって放射線の降下を防いだのか、それとも木々が土の中の放射能を高く吸い上げて地面の値が減少しただけなのか、よく判りません。
しかし、もしも吸い上げているとしたら、果樹などの事を考えると怖い現象です。

また、「(9)作業靴の甲の部分」と「(10)作業靴の中」については、足が受けている放射線量を測るためのものです。
実は5月下旬に気付いたのですが、足の爪10本すべてに「深い横溝」が出来てしまったのです。

足の爪の横溝

足の爪の横線

今まで生きて来てこんな事は初めてなので非常に驚くとともに、爪は体調のバロメーターですからとても不安になりました。
ネットで調べてみますと「爪の発育を抑える様な刺激」が爪母に作用した場合にこのような横溝が出来てしまうそうなのです。
その「刺激」とは病気、ストレス、栄養不足などらしいのですが、ところが今回は手の爪は全く横溝はできておらず完全に無傷なのです。
なぜか今回は足の爪だけに横溝が出来たのです。病気、ストレス、栄養不足なら手の爪にも当然に同じような横溝が出来るはずですから、それらが原因とは思えません。

また、手の爪は一日0.1mmほど伸びるらしいのですが、足の爪はもっと遅いそうです。
今回の横溝は、爪の生え際から3~4mm辺りにありますので、逆算しますとちょうど「3月の下旬」頃に足の爪の発育を阻害する様な強い刺激にさらされた事になるのです。

「3月の下旬」で思い当たる事と言えば・・・まさに東電原発からの放射能の降下量が並外れて一番多かった時、まさに「その時」です。
それ以外に、自分の病気やストレスや絶食など、他の思い当たる原因も一切ありません。

爪甲横溝

また、放射線量は地面が一番強く、地面から離れるほど弱くなります。
そして「足」は人体で最も地面に近い場所にあります。

そう考えると、もしかしたらこの異常な「爪の横溝」は地面や靴に付着した泥からの放射能のせいではないかと疑うようになりました。
実際、長期保存するジャガイモが芽を出さないように放射線を当てながら保存する方法は良く知られています。放射線により芽の組織の細胞分裂を阻害することで発芽が抑制されてしまうのです。
つまり、放射線が遺伝子を壊すため、生体の発育や細胞分裂に強い阻害効果がある実証例です。

そのため、靴の甲(足の爪の辺り)と靴の中を計測してみたものです。
ただし、結果としてはそれほど目立つような高い数値は出ませんでした。

皆さんの足の爪はいかがでしょうか?
横溝は出来ていませんでしょうか?


また今回の計測で、実は、意外にも深刻だったのは、自宅のベッドの測定値です。
ベッドのシーツ上で測った「(3)寝室ベッド上」ではさほど高い数値ではないのですが、そこへ毛布をかけて測った「(4)寝室ベッド毛布内」では想像以上の放射線の反応がありました。
最初はなぜ毛布をかけると数値がはっきり高くなるのか不思議でした。シーツと毛布は常に密着しているのですから、同じような数値になるはずと思ったからです。

しかし、少ししてその理由に「はっ!」と気付きました。
毛布をかけずに測ると計測機は「下」からのシーツの放射能だけを測ります。しかし、毛布をかけて測ると「上」(毛布)と「下」(シーツ)の両面から放射能を受けることになり、おそらく上下で「2倍」の放射線が検出されたのでしょう。
要は1+1=2の放射線量になったということです。

これはつまり「毛布」からも確実に放射線が出ていると言う事を意味します。数値が正確に2倍にならないのはその他の空間線量などの影響だと思います。
この理由が判った時にかなり顔が青くなりました。
なにしろ毎日ここで6~8時間も寝て過ごすのですから・・・しかも全身を毛布とシーツに挟まれ密着させてです。
これでは、「居間」や「食卓」などで過ごす時間に比べれば、就寝中の「ベッド」内はそれらの約2倍の放射線をずーっと浴びている事になりかねません。ちょうど放射能に上下からサンドイッチされた状態です。

最初から「放射能を持つ毛布」など存在する訳がないのですから、明らかに東電原発からの放射能が自宅の奥深くにある寝室ベッドまで侵入し、毛布などを汚染し放射能を持たせたと言う事になるでしょう。
三月の原発事故以来、絶対に建物内に放射能を持ち込まないように、窓は一切開けず、自宅に入る時は服や靴下はすべて着替え、顔や腕の露出部分も洗い流し、これ以上はないほど細心の注意をしていたのですが、まさか家の一番奥の寝室ベッド内がこれほど汚染されていたとは・・・実に恐ろしい事です。

とりあえず、すぐに自宅ベッドのシーツを新品に取替え、毛布は念入りに洗濯をしましたが・・・。

本当にやれやれです。



スポンサーサイト
カテゴリ
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別の記事
最新記事
アクセスカウンター
本ブログ内を文字検索
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。